進学や就職、結婚を機にご両親と離れて暮らすようになると、ふと「次にゆっくり話せるのはいつだろう」と感じる瞬間があります。お正月とお盆だけ、年に 2 回会えれば多いほうかもしれません。
けれども、ご両親と過ごせる時間は、思っているよりも限られています。日々の仕事や育児に追われる中で、それでも少しずつ、ご両親との時間を増やしていくにはどうしたらよいか ── そのための小さな工夫を 5 つ、ご紹介します。
1. 電話の頻度を、ほんの少しだけ上げてみる
毎日でなくても、週に一度、決まった曜日にお電話を入れる習慣を作ってみてはいかがでしょうか。「日曜日の夕方は実家に電話する日」と決めておくと、忙しい一週間の中でも、そのタイミングは確保しやすくなります。
話す内容は、特別なものでなくてかまいません。「今日こんなことがあった」「明日はこんな予定」── そんな何気ないやり取りこそが、ご両親にとってはなによりの安心材料になります。短い電話でも、続けることに意味があります。
2. 写真や動画を、こまめに送る
お孫さんの顔、お料理の写真、季節の風景。スマートフォンで撮った写真を、メッセージアプリで気軽に送るだけでも、ご両親の一日は少し明るくなります。
「今、子どもが幼稚園で覚えた歌を歌っています」と動画を一本送るだけで、離れていてもご両親はその場に居合わせたような気持ちになれます。文章を書くのが苦手という方こそ、写真や動画を頼りに、無理のないやり取りを続けてみてください。
3. 帰省のタイミングを、年 2 回から年 3〜4 回に
お正月とお盆だけだった帰省を、ゴールデンウィークや秋の連休にも一度ずつ追加してみる。これだけで、ご両親と顔を合わせる回数が倍近くになります。
もちろん、お仕事や育児の都合で難しいときもあります。それでも、年に一度でも帰省の機会を増やせると、「次はいつ会えるか」という見通しが少し明るくなります。短い滞在でもかまいません。顔を見て、声を聞き、一緒にお茶を飲む。それだけで、ご両親にとっては大きなひとときです。
4. 思い出話のきっかけを、意識して作る
ご両親と会ったとき、何を話したらよいか迷うことはありませんか。子ども時代のお話や、ご両親自身の若い頃の思い出は、いつでも豊かな会話の源になります。
「お母さんが私の歳のころ、何をしていた?」「お父さんはどうしてこの仕事を選んだの?」── そんな問いかけから、これまで知らなかったご両親の姿が見えてくることもあります。アルバムをめくる時間、お茶を飲みながら昔の話を聞く時間。そうしたひとときが、世代を超えた家族の物語になっていきます。
なつかしい話題で会話を広げるお手伝いとして、当社では「思い出ドリル」という Web アプリもご用意しています。昭和・平成のなつかしいテーマで 3 択クイズを楽しみながら、ご家族の会話のきっかけにしていただけます。
5. ささやかな贈り物を、誕生日以外にも
お誕生日や母の日・父の日だけでなく、季節の節目に小さな贈り物を届けてみるのも、よいきっかけになります。地元の名物、お孫さんが描いた絵、季節のお菓子。高価なものでなくてかまいません。「あなたのことを考えています」という気持ちが伝わることが、なによりも大切です。
贈り物を送ると、ご両親からお礼の電話がかかってきます。そこから自然に会話が広がっていく ── その循環を作ることが、離れていても繋がり続けるための小さな仕組みになります。
ご家族と過ごせる時間は、思っているよりも短いものです。けれども、日々の生活の中で、ほんの少しずつでも工夫を重ねていくことで、その時間を温かなものに変えていくことはできます。
「もっと話しておけばよかった」と後悔されるご家族が、ひとりでも減るように。Norolu は、ご家族の時間に小さな入口をいくつもご用意しています。本記事が、その入口を見つけるきっかけになりましたら幸いです。